しつけの種類
一つは犬としてのしつけ 犬と犬の間のルールと 自分が犬である事を教えてあげる
(犬社会のルール)
一つは人と生活する上でのしつけ 家庭犬では 皆と仲良く
訓練犬では 人を襲えも教えます 同じ犬なのに目的によりこんなに違います
(人間社会でのルール)
しつけの時期 とその時の犬の状況によりしつけ方法 飼い主の方のワンちゃんへの接し方も変わってきます
人と生活する上でのしつけのやりかた
1 体罰方式
2 ほめてしつける
大きく分けるとこの2つが基本ベースでしょう ではその利点と弱点を考えて見ましょう
体罰方式
基本形態
軍隊用の軍事犬の訓練方法がベース
だが日本人においては知らず知らずのうちに猿回しの教え方が入り込んでいる
本人も気づいてないようですねというか先輩がそれを取り入れ後輩はそんな事は知らずに先輩のまねをする
殴る 蹴る 押さえつけるはその典型 犬のしつけを人々が行うようになる前から古来サルの調教で行われて来た
上下関係の確立です ボスとその下の関係
犬を殴るのが目的ではありません
犬が言う事を聞かないときに体罰を与えます 同時に 「こらー」 と怒る人が多いです
天罰方式も 空き缶に石を入れて吠えた時に投げるなどもこちらに入ると私は思います
脅かしてしつけるのですから シャイな仔には 心に傷をつけます
良い点というか楽な点
上下関係さえ作ってしまえば
その人には絶対服従
犬をなつかせる時間が要らないので
しつけを始める時間が短縮できる
犬は上のものには逆らいません
偉くなったような気持ちになれる
力があればOK
訓練用のカルキュラムがあるので
順番にこなしていけば
それなりの犬に仕上がる
いったん上下関係が出来上がれば
犬の扱いの上手い方はここから
犬とのいい関係が築ける
8割がたの犬がこの方法で上手く行く
他の人の命令は聞かない
1対1の師弟関係を築くことが出来るので
敵対相手がいる
軍用犬や番犬の調教に向く
弱点は必ずこうなるというものではありません
神経の太いワンちゃんにより平気な時もあります
ケースバイケースです
ですので間違ったしつけをしても気づかない人がいるのです
ほめてしつける
良い点
犬に苦痛を与えない
のびのびした犬に育つ
誰でもしつけに参加できる
人が好きなやさしい犬に育つ
犬のことが良くわかるようになる
犬と仲良くなれる
しつけの時間を決めないでも良い
1日の生活がしつけとなる
犬が自分で考えるようになる=賢い犬になる
利点が弱点に弱点が利点になる時もあります
何のために犬を飼うのか?目的に合ったしつけ訓練調教の方法があります
どのような方法でワンちゃんをしつけるのか? よ〜く考えて!決めましょう
昨日はほめて 今日は体罰 これはダメです! 絶対にやめましょう!
あなたの望む方向性と態度をきちんとワンちゃんに示してあげましょう
あなたの家庭でのルールと
地域社会のルールにあったしつけを考えてあげましょう
番犬なら 吠える=良い行動
マンション 吠える=迷惑な行動 飼い主の方の環境により同じ行動でも○にも×にもなります
まだまだ準備中
悪い点
犬に痛い思いをさせる
人によっては感情をセーブ出来ない結果必要以上に体罰を加えてしまう
叩いて犬にケガをおわせてしまうこともある
力の上の人のいう事は聞きますがその人以外は聞かないことが多い
体罰から身を守る行為として人を噛む事を覚えてしまう事もある
棒で叩かれたことがある→掃除をしようとほうきを持つ→
犬は叩かれると思い→ほうきを持った人を噛む
このような構図ができあがってしまうことも
飼い主の方のご機嫌をうかがうようになる
訓練士ではない一般の人はなかなかこうはいかない
訓練士の言う事は聞くが
飼い主の方の言う事は聞かないという事態になる
残り2割の力で心の折れなかった芯の強い犬を
駄犬として扱ってしまう 使えない犬として切り捨てる
命令がなければ動けない
人に噛み付くようになることもある
ビクビクした犬になる事も
音 人などに過剰反応してしまう事も
弱点
まず犬と仲良くならなければなりません
仲良くなるまで時間がかかるときも
おやつ おもちゃ等ですぐしつけに入れる場合もある
食いしん坊は簡単にしつけスタートできます
合図を出すタイミングをつかまないと
お調子者の犬に
泥棒に吠えないかもしれません
飼い主の方にもそれなりの知識が求められる
短気な人にはむかない
今までのしつけ方法を忘れられない人は上手くいかないこともある
リーダーになろう マズルコントロールなどは必要ない方法です